そんなある日
少女は初潮を迎えました

小さな子宮と卵巣は
ふつうの女の子よりもずっと遅く 成熟したのです

少女は はじめ
自分の身に何が起きたか分からず
ただうろたえるばかりでした


少女の口からそのことを聞かされた少年は
何も言わずに背を向けました

「ごめんなさい」

小声で謝る少女に 少年は
不機嫌な様子で 分かったから と繰り返すのでした

じじつ、少年は苛立っていました
戸惑っている感情と
少女を「少女」として意識し始めた
自分自身に



月のものがおわると 少年はいつものように
少女の身を弄びました

けれど以前のように理屈のない快楽を得ることは
できませんでした
少女の表情も 声も 以前と変わらない筈なのに
胸をかきむしる痛みが 彼を押し止めます


−この想いは、恋に似ている


そう気付いた少年は愕然となり
少女に対する態度は ますますかたくななものに
なっていくのでした
+マエ+ + モドル + ツギ+


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